放送スタッフユニオンとは

 

 放送スタッフユニオンは、1992年に設立された、放送にかかわる仕事をしている人なら誰でも「個人」で加入できる労働組合です。組合事務所は民放労連本部内にあります。

 例えば、「フリーで仕事をしている」「派遣社員である」「契約社員、アルバイトで勤務会社の組合に規約上入れない」「勤務先のプロダクションに組合がない」など“労働組合とは無縁”と思っている方でも、放送の仕事をしている方なら、雇用形態や職種にかかわりなく、誰でも加入できます。

 雇用の多様化にともなって立場の弱い働き手が増えている今、一方的な賃金カット、賃金・残業代の未払い、派遣切り・雇い止め、またパワハラ・セクハラなど、個人の力だけでは解決できない問題が頻繁に起こるようになりました。それらの問題に対して放送スタッフユニオンは、「労働組合」として経営側と交渉し、場合によっては労働委員会や裁判で問題を解決しています。さらに、組合費の一部を掛け金とし、病気や怪我で治療、入院が必要となった時に共済金を支給する共済制度も設け、万一の時の保障にも備えています。

 これまで放送スタッフユニオンの経験豊富なスタッフが、企業側の一方的な解雇、降格、手当の未払いなどに対応し、組合員となった人たちの権利を守ってきました。弁護士費用等、経費が掛かる場合は放送スタッフユニオンが一旦立て替え、解決後清算するということもできます。また、自社に組合がないため一時的に放送スタッフユニオンに加入し、そこから自分たちで社内の有志を募り組合を作っていったケースもあります。

 現在、民放労連には、この放送スタッフユニオンのように個人で加入できる組合は東京と大阪、岡山にあるだけですが、その他の地域でも、民放労連の各地連と地域の誰でも入れる組合が連絡をとりあい、対応できる体制を整えています。

放送スタッフユニオン加入について

 

放送局、放送関連の仕事をされている方はどなたでも加入できます。

 

放送スタッフユニオンに加入をご希望の方は

まずは放送スタッフユニオンへご連絡ください。必要な申込書等をお渡しいたします。

連絡先 staffunion★minpororen.jp 送信時に★を@に変えてください。

    0120-117-995

会費は月額2500円です。(組合費2000円+共済費500円*「労働共済制度」をご覧ください)

 

労働共済制度

 

放送スタッフユニオンでは、2001年12月1日から労働共済制度を発足させています。

月額500円で、2つの共済金プラス1(組合活動事故見舞金)が受けられます。

 

放送スタッフユニオンは、組合員一人につき、2つの共済を契約しています。

① 組織・医療共済 4口 400円(月額)

② 交通災害共済  1口 100円(月額)

また、労連会費を納めている組合員は、自動的に

組合員1人につき5口500円(月額)を納入すると、次のような共済金が支給される仕組みです。

① 組織・医療共済

病気やケガによる入院・安静休業に対する保障制度です。

月額掛金4口400円

 ・病気・ケガ入院   1日以上180日限度     日額2,000円

 ・安静休業      連続7日以上90日限度    日額1,000円

 注:安静休業とは、医師が「労務不能または安静加療が必要」と判断し、かつ、仕事を休業した期間をいいます。

 

② 組織・交通災害共済

交通事故を直接の原因とする①死亡、②障害、③入院、④通院に対する保障制度です。

月額掛金2口 100円

 ・死亡   交通事故を直接の原因とする、事故の日から180日以内の死亡

       共済金 2,000,000円

 ・障害   交通事故を直接の原因とする事故の日から180日以内の後遺障害

       労基法「身体障害等級表」1級から14級

       共済金 2,000,000円から80,000円

 ・入院   交通事故を直接の原因とする事故の日から180日以内に始まる入院(1日~180日) 日額 3,000円

 ・通院   交通事故を直接の原因とする事故の日から180日以内に始まる通院(1日~90日)  日額 1,000円

 注:【入院+通院(90日限度)】の場合は合計180日が限度です。